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EU、新舶用機器指令(2014/90/EU)の概要!

船舶用機器 ] 2016/09/18(日)

2016年9月18日、新舶用機器指令(MED; 2014/90/EU)から適用されます。新指令は、舶用機器メーカーに影響を与えるいくつかの重要な変更を含んでいます。
1.概要
 船舶機器指令(MED:marine equipment)は、 舶用材料・機器に対して発効されているEU指令の一つです。
そしてMEDはEU、及び EFTA諸国の船籍船に搭載する機器に取得が必要です。
2.MEDの対象機器
 本指令のANNEX A.1のitem designation欄に記載されています。
 即ち、①救命機器、②MARPOL 条約関連機器、③防火機器、④航海機器、⑤無線通信機器、⑥SOLAS 機器、⑦COLREG 機器の7 カテゴリー機器です。
このリストにないものは取得対象ではない。
 ・ANNEX A.1 EQUIPMENT FOR WHICH DETAILED TESTING STANDARDS ALREADY EXIST IN INTERNATIONAL INSTRUMENTS
3.適合マーク
 舵輪マークが適合マークです。横の数字はNBの番号で/の後の数字は年号です。
 舵輪マーク BV入り

4.適合手順
 附属書Ⅱに記載されています。
 対象機器は認定機関(NB)による評価が必要です。尚、NB(Notified Body)は認証業務を行える製品群ごとにEU加盟国政府の指名を受けて、製品の評価を行っています。舵輪マークの横にある番号が認定機関の番号です。
(1)対象機器であるかを判断:対象ならば、以下を実施する。
 ①ANNEX A.1リストにあれば、ANNEX A.1のそれぞれの項目について製品を設計して、テスト規格に適合しているか確認します。
 ②EUの認定試験所でタイプテストを実施して、テストレポートを入手する。
 ③NBに英文のテストレポート、申請書、製品の図面、スペック、取扱説明書を提出
 ④NBから、型式認証書を受理する。
(2)品質管理システムを選択
 ①ANNEX A.1リストの右端欄の「+D,E,F」等のモジュールから選ぶ。
 ②初回の工場(品質管理システム)受審査の準備を行う。
  準備する書類は、申請書、ISO9000s証書、品質マニュアル、組織図、QC工程図等です。
5.EU適合宣言書
 ・適合宣言書は決定768/ 2008/EC の付属書III で定める雛形の構成に従って作成する。
 ・その他:本指令の第16 条「EU 適合宣言書」による。
6.新船舶指令の項目
 第1 条 目的
 第2 条 定義
 第3 条 範囲
 第4 条 舶用機器の要件
 第5 条 適用
 第6 条 域内市場の機能
 第7 条 加盟国への船籍変更
 第8 条 舶用機器の規格
 第9 条 舵輪マーク
 第10条 舵輪マーク貼付のルールと条件
 第11条 電子タグ
 第12条 製造業者の義務
 第13条 認定代理人
 第14条 その他の経済事業者
 第15条 適合性評価手続き
 第16条 EU 適合宣言書
 第17条 適合性評価機関の通知
 第18条 通知当局
 第19条 通知当局の報告義務
 第20条 指定機関の補助機関と下請け業者
 第21条 通知内容の変更
 第22条 指定機関の能力に関する疑義
 第23条 指定機関の業務上の義務
 第24条 指定機関の情報提供義務
 第25条 EU 市場監視の枠組み
 第26条 リスクを呈する舶用機器に対する国家レベルの対処手続き
 第27条 EU セーフガード手続き
 第28条 海上安全、健康または環境へのリスクを呈する適合製品
 第29条 形式上の不適合
 第30条 技術革新を根拠とする除外
 第31条 試験または評価の除外
 第32条 例外的状況の除外
 第33条 経験の共有
 第34条 指定機関の連携
 第35条 実施措置
 第36条 改正
 第37条 委任の実行
 第38条 評議会
 第39条 国内法化
 第40条 廃止
 第41条 発効
 第42条 名宛人
 付属書I 舵輪マーク
 付属書II 適合性評価手続き
 付属書III 適合性評価機関が公認機関となるための要件
 付属書IV 公認手続き
 付属書V 通知当局が満たすべき要件

*関連URL
  ・DIRECTIVE 2014/90/EU
  ・ANNEX A.1 & ANNEX A.2
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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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