EMC、安全規格、エネルギー効率等の情報


産業用リチウム電池のJIS規格が改訂!

安全規格 ] 2018/05/31(木)

産業用リチウム二次電池の性能要求事項のJIS規格(JIS C8715-1:2018)が発行されています。
尚、安全要求事項のJIS規格はJIS C8715-2です。


JIS C8715-1の項目
C 8715-1 項目
1 適用範囲
1
2 引用規格 1
3 用語及び定義 1
4 ぱらめーたの測定許容差
5 表示
6 性能試験
6.1 一般事項
6.2 試験を行う前の充電手順
6.3 放電性能
6.4 容量保持率及び容量回復率
6.5 内部抵抗
6.6 耐久性
7 形式試験条件
7.1 一般事項
7.2 試験項目及び試験順序
7.3 形式認定条件

付属書A(参考)電池システムの構成例
付属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表
解説
関連URL
 ・JIS検索
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通信ケーブルのポートを介したDC電力伝送の新安全規格(IEC 62368-3:2017)発行!

安全規格 ] 2018/05/12(土)

通信ケーブルとオーディオ/ビデオ、情報通信技術機器等ではUSBポートを介してDC電力を供給(伝送)しています。
このDC電力を供給機器、と受信する機器に関する安全規格です。
IEC 62368-3:2017 (Audio/video, information and communication technology equipment - Part 3: Safety aspects for DC power transfer through communication cables and ports)

1.概要
・IEC 62368-3:2017は、通信ケーブルまたはポートを介して動作電力を供給および受信する機器に適用されます。
電力供給機器(PSE:power sourcing equipment)から受電機器(PD:powered device)にDC電力を転送するように設計された回路の特定要求事項です。
・電力転送では、ES1またはES2の電圧、または非常に特殊な場合はES3の電圧レベルが使用されます。
・通信が行われなくても、機器間のDC電力転送を許可する業界標準で定義されたコネクタを備えたケーブルは、通信ケーブルとみなされます。
(例:ポータブルデバイスのバッテリを充電するためにUSBケーブルを使用することができます。)
・この国際規格は、IEC 62368-1:2014と併せて使用する。
IEC 62368-3適用機器 

2.適用機器の例
- ES1の電圧を使用した電力転送:USB、PoE、ISDN S0など
- ES2の電圧を使用した電力転送:呼び出し中のアナログ電話、ISDN Uなど
- ES3の電圧を使用した電力転送:通信サービスプロバイダーおよびユーティリティ通信回線(たとえば、ライン給電HDSLx、SHDSLx、VDSLx、G.fastなどのRFT回線)で使用される給電

3.項目
1スコープ
2参考文献
3用語、定義および略語
3.1用語と定義
3.2略語
4一般的な要件
5 ES1またはES2電圧を使用した電力伝送
5.1一般的な要件
5.2電気に起因する傷害、電源および安全対策
5.3電気に起因する火災、電源、安全装置
5.3.1建築配線へのDC電力転送相互接続
5.3.2他の装置へのDC電力転送相互接続
5.4 PSEの単一の障害状態から保護するためのセーフガード
5.4.1 PSEの要件
5.4.2 PDの要件
6 RFTによる電力転送
6.1一般的な要件
6.2 ICTネットワークへの接続
6.3電気的に引き起こされた傷害
6.3.1電気エネルギー源の分類と限界
6.3.2電気エネルギー源および安全装置へのアクセス可能性
6.3.3セーフガード
6.3.4インストール手順
6.4電気による火災
6.4.1 RFT電源の分類
6.4.2防火要件
附属書A(参考)遠隔給電
A.1概要
A.2操作上の考慮事項
A.3安全に関する考慮事項
A.4遠隔給電の原理
A.4.1 RFT-C回路
A.4.2 RFT-V回路
A.5安全性の側面
A.5.1定常状態の体電流
A.5.2体の抵抗
A.5.3充電容量
附属書B(参考)5.4の根拠
参考文献

16:43 | トラックバック:0 | コメント:0 | 先頭 | TOP


リチウム電池のIEC 62133-2:2017規格を発行!

安全規格 ] 2018/04/28(土)

近年、あらゆる機器で使用されている「リチウム電池の安全規格(IEC 62133-2:2017)」の最新版が発行されています

2012年に発行されたIEC 62133:2012(第1版)を取り消し、置き換えらた。
技術的な改訂になっています。
主な、重要な技術的変更を以下です。
- ニッケル系はパート1への分離
IEC62133-1 -2に分離 
- コインセルの要件を挿入
- 電池へのセル組立ての更新(5.6)
- 機械的試験(振動、衝撃:7.3.8.1、7.3.8.2)
- 参考文献にIEC TR 62914を挿入
*関連記事
IEC (IEC 62133-2)URL
リチウム電池の安全性試験はどのような規格があるか!


*参考動画
  ・IEC 62133 Edition 2.0(UL提供:IEC62133:2012版)
08:23 | トラックバック:0 | コメント:0 | 先頭 | TOP


リチウム電池の安全性試験はどのような規格があるか!

安全規格 ] 2017/02/10(金)

リチウムバッテリーの安全規格としてよく利用される規格は以下のようです。
・UN/ DOT38.3 : 危険物輸送に関する勧告
・IEC62133 : 充電式電池/バッテリーの安全
・UL2054 : 家庭用および商業用バッテリー

1.UN/DOT 38.3 の概要
 電池を輸送する場合、クラス9危険物としての陸上輸送として制限されない限り、電池はUN / DOT 38.3に合格したことを証明する必要があります。
 多くの国の出荷において危険物規制に見られるように、
 ・この規格は、全ての、リチウム金属、リチウムイオンセル、および電池の輸送安全性に関係します。
・試験項目は以下
  T1 - 高度シミュレーション(一次・二次セル、およびバッテリー)
  T2 - 熱試験(一次・二次セル、およびバッテリー)
  T3 - 振動(一次・二次セル、およびバッテリー)
  T4 - ショック(一次・二次セル、およびバッテリー)
  T5 - 外部短絡(一次・二次セル、及びバッテリー)
  T6 - 衝撃(一次および二次セル)
  T7 - 過充電(二次バッテリー)
  T8 - 強制放電(一次および二次セル)
 ・高度テストは最も簡単。一方で、振動試験は3軸のそれぞれで3時間の激しい長時間試験。
2.IEC 62133:2012 (JIS C8712:2015 参照)
 ・この規格は多くのIECの機器規格によって義務付けられており、国際標準規格(IEC)です。
 ・7つの試験がある。
  8.2.1 - 連続定電圧充電
  8.2.2 - 高温下での組電池容器の変形
  8.2.2A - 振動
  8.2.2B -温度サイクル
  8.3.1 - 外部短絡
  8.3.1 -自然落下
  8.3.1 -加熱
 ・JISCより閲覧可能

3.UL 2054
 ・
UL 2054の要件を満たすことを機器のUL規格で要求されている。
 ・UNまたはIECの要求事項の約2倍のテストを含む規格です。
   電気試験:7
   機械的試験:4
   バッテリエンクロージャテスト:4
   火災暴露試験:1
   環境試験:2
 ・単一故障及び最悪動作試験があり、電気的試験が最も厳しい。
 

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電気安全規格に適合するための一般手順!

安全規格 ] 2015/11/29(日)

1.適用する規制・規格を選定
 (1)以下の情報により、規格を調査・選択する。
  不明な場合は認定機関等に相談する。
  ・装置の概要(何を行うもの)
  ・意図する使用場所(国、家庭用、産業用)
  ・どの様なユーザに販売するのか(一般人、専門家等)
  ・電力入力仕様(電力出力があれば、その出力仕様)
  ・寸法・重量
 (2)「指令又は規格の範囲に含まれる機器に該当するか」を確認。
  ・各規格内の項目「範囲」の記述を確認する。
2.規格の「要求事項」を理解
 規格を入手し、規格の要求事項によく理解する。
 (1)「主要な要求事項」の理解
  ①電気ショック
  ②各種エネルギーの危険
  ③火災
  ④温度・熱の危険
  ⑤機械的な危険
  ⑥放射線(レーザ、X線、電波)
  ⑦化学品の危険
 (2)設計チェックリストの作成
  ・当該装置が「適合すべき要求項目」を確認し、選定する。
   (規格には全ての状況での要求項目が記載されているため、当てはまらない項目がある。)
  ・(a)通常の状態、及び②単一故障状態での安全機能を盛り込む。
3.設計中の電気安全盛り込み
 (1)前記の「設計チェックリスト」により、要求事項を確認した後、安全設計を盛り込む。
 (2)設計の早い時点が大切。(以下に主な要素を列記)
  ①過電流保護機器
  ②部品の間隔(絶縁、難燃性)
  ③一次二次間の回路分離(絶縁距離)
  ④漏れ/接触電流
  ⑤絶縁距離と厚さ
  ⑥1次側部品の認定品使用(1次側等の電圧が高い個所に使用する重要安全部品)
  ⑦安全重要部品・安全保護用部品の決定・採用
   ・設計において通常時はもちろん異常時においてもどの部品が重要かを検討しなければならない。
   ・又、安全重要部品の部品表を作成する。
    (その部品が本当に認定部品かを証明書等により、確認が必要です。)
  ⑧プラスチック部品の難燃性・確認
4.試験機器の準備
 (1)試作機を評価するための試験機器を早い時点で確認し、準備の作業をしておく。
 (2)主要な試験器
  特別な試験器の場合は揃えるのに費用と時間が掛かる。
  ・機械的な強度試験器
  ・温度・湿度計 :恒温槽
  ・電圧・電流・電力計
  ・漏れ電流試験器
  ・絶縁耐圧、絶縁抵抗、接地導通等の試験器
  ・その他測定器(レーザ測定、放射、騒音)
5.試作機での評価
 (1)試作機により、初期段階で確認評価を行う。
  (後で改修等をできるだけ、最小にするため)
 (2)前記「設計チェックリスト」により、基本安全要求に適合していることを確認する。
   尚、12・3日付け「特定用品以外の電気用品」(341品目)の基準適合について」の確認表を参考にして下さい
6.テストレポート(様式)の作成/購入
 (1)規格からテストレポート(様式)を作成する。
  ・又はIEC等からひな形を購入する。
 (2)該当する試験項目を再確認する。
  ・当てはまらない試験項目があるため。
7.最終製品の試験実施
 (1)時間の掛かる恒温槽を使用しての試験を実施。
 (2)単一故障状態での異常試験を実施
 (3)規格で要求されている「全ての該当する試験項目」を実施する。
 (4)最終のテストレポートを作成する。



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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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