FC2ブログ

EMC、安全規格、エネルギー効率等の情報


欧州、玩具安全指令(2009/48/EC)の対象・適合方法。

玩具・おもちゃ ] 2015/09/06(日)

 「玩具安全に関する指令」(Directive 2009/48/EC)は2009年7月20日に施行され、2011年7月20日より強制になりました
特に化学物質に関する規制については、2013年7月20日から施行され、CMR物質(発がん性、変異原性、生殖に有害な化学物質)、重金属類(鉛、水銀等)、アレルギー性の高い香料は使用禁止となっています。
 その他では、誤飲防止の規制強化(部品の小型化の規制や食品と玩具が一体化した製品の制限)、警告表示の規定強化が特徴となっています。
1.対象範囲
 ・14才未満の子供達が使用すること(遊びに限定しない)を意図して、作られた製品または材料」となっています。
 ・一方、対象とならない玩具、あるいは玩具とみなされない製品はAnnex I 、第2条で確認できます(体重20kg以上の子供用スポーツ用品、14歳以上のコレクター向け製品、遊び用でない子供用アクセサリー、幼児用おしゃぶり、公共での利用を目的とした公園遊具・ゲーム機など)。 
2.製造者の主な義務
 (1)玩具が市場に置かれる際に安全要求事項(第10条およびAnnex II)を満たしていることの保証
 (2)それを裏付ける技術文書の作成(第21条)、適合性評価の実施(第19条)、適合宣言書(the EC Declaration of Conformity:DoC)の作成(第15条)ならびにCEマーキングの貼付(第17条第1項)
 (3)技術文書および適合宣言書の10年間保管
 (4)製品への表示(玩具の種類、識別番号、製造者名、商号、登録商標、住所)。大きさや材質によって直接記載が不可能な場合は、包装上か添付書類上に記載します。
 (5)取扱説明書や安全情報の添付(加盟国が指定する言語で記載する)。
 (6)製品の違法性が判明した場合の是正措置、あるいは回収措置および関係当局への通知等。
3.適合性評価の方法
  以下の二つの方法があります。
 (1)自己評価・自己宣言
   玩具安全要求事項をカバーする整合規格(Harmonized Standard )を適用し、内部生産管理手順(internal production control procedure)を実行することで、自ら技術文書と適合宣言書(Declaration of Conformity)を作成する。
 (2)欧州、NB(Notified Body)の評価、及び認証
   適合性評価機関(Notified Body)にサンプルを提出の上、EC型式(type)検査を実施してもらい、内部生産管理に基づいた手順で型への適合を実行するもので、主に以下のケースが該当します。
  ①整合規格Harmonized Standardが存在しない場合
  ②整合規格は存在するが、製造者はそれを適用しなかった、または部分的にしか適用しなかった場合
  ③一つまたはそれ以上の整合規格harmonized standardが制限付きで出版されている場合
  ④当該玩具の性質、デザイン、構造、目的などからして、第三者検証を必要とすると製造者が判断した場合
16:15 | トラックバック:0 | コメント:0 | 先頭 | TOP



トラックバックURLは http://firstspring.blog.fc2.com/tb.php/182-8fd494f5

トラックバック


コメント


コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

| このページの先頭へ |

プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

おすすめ

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR