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生活支援ロボットの欧州整合規格EN ISO 13482を発効!

ロボット ] 2014/08/19(火)

生活支援ロボットの国際規格(ISO)が、欧州・機械指令の整合規格(EN ISO1482:2014)としてOffical Journal(2014/7/11付け)で公表されました。
1.日本発の国際ISO規格
ISO 13482は、パーソナルケアロボット(生活支援ロボット)の安全性に関する国際ISO規格である(「Robots and robotic devices -- Safety requirements for personal care robots」)。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が「生活支援ロボット実用化プロジェクト」の一環として基本構成を提案し、同プロジェクトで得られたデータを国際標準化機構(ISO)に提供するなどした“日本発”の国際ISO規格である。

2.ISO 13482:2014 (JIS B8445)の概要
(1)ISO 13482:2014 は生活支援 ロボットの本質安全設計、防護措置、および使用情報について要件とガイドラインを規定している。
(2)特に生活支援 ロボットは次の 3 つのタイプである。
 ①可動使用人ロボット(mobile servant robot):人と相互作用しながら実施するサービスタスクを移動しながら実行する能力えお有する生活支援ロボット。
 ②物理的補佐 ロボット(physical assistant robot):要求されたタスクを実行するために、人間の行動能力を補うまたは拡大する生活支援ロボット。いわゆるパワーアシストロボット。
 ③人搬送用ロボット(person carrier robot):自律的なナビゲーション、案内、移動によって人間を移動させる生活支援ロボット



(3)これらのロボットは年齢や能力に関係なく、利用者の生活の質を向上させることを実行する。ISO 13482:2014 はこれらのロボットの使用に伴う危険性を記述している。
そしてこれらの危険性を除去、又は受容できるレベルまで減少させる要求を既定している。
ISO 13482:2014 は人間とロボットと物理的な接触する用途の範囲である。

(4)ISO 13482:2014 は重大な危険性を提示し、生活支援 ロボットの各タイプでのそれらに対処する方法について記述している。
(5)ISO 13482:2014 は生活支援ロボットとして扱われる生活支援の用途で使用されるロボットデバイスはを範囲である。

(6)ISO 13482:2014 は地上ロボットに制限されます。

(7)ISO 13482:2014 には以下は適用されない。
 ・20Km/h より速く走行するロボット
 ・ロボット玩具;
 ・水用ロボットと飛行ロボット;
 ・ISO 10218に含まれる産業用ロボット、
 ・医療機器としてのロボット
 ・軍用または公共応用ロボット
 ・治安用ロボット

(8)ISO 13482:2014 の範囲は主に生活支援に限られた危険に限定しているが
家庭内動物等の危険も含まれる。
即ち、生活支援ロボットが利用する予見可能な目的や条件の場合の危険も含まれる。
I
(9)SO 13482:2014 は発行日の前に製造されたロボットは適用されません。

(10)ISO 13482:2014 は附属書 A に記載されているすべての重要な危険、危険な状況または危険な事象を扱う。

3.ISO 13482(JIS B8445)の項目
1  適用範囲
2  引用規格
3  用語及び定義
4  リスクアセスメント
4.1  一般
4.2  危険源の同定  
4.3  リスク見積り  
5  安全要求事項及び保護方策  
5.1  一般  
5.2  電池の充電に関連する危険源  
5.3  エネルギーの蓄積及び供給による危険源  
5.4  ロボットの通常運転における起動及び再起動  
5.5  静電電位  
5.6  ロボットの形状による危険源  
5.7  放出による危険源   
5.8   電磁障害による危険源    
5.9   ストレス,姿勢及び使用法による危険源    
5.10   ロボットの動作による危険源   
5.11   耐久性不足による危険源   
5.12   誤った自律的判断及び動作による危険源    
5.13   動いている部品との接触による危険源    
5.14   人がロボットに気付かないことによる危険源   
5.15   危険な環境条件   
5.16   位置確認及びナビゲーションの誤差による危険源    
6   安全関連制御システムに対する要求事項   
6.1   要求安全性能   
6.2   ロボットの停止    
6.3   運転空間の制限    
6.4   安全関連速度制御    
6.5   安全関連環境認識    
6.6   安定性制御   
6.7   安全関連力制御    
6.8   特異点保護   
6.9   ユーザインタフェースの設計
6.10  運転モード  
6.11  手動制御装置  
7  検証及び妥当性確認  
8  使用上の情報  
8.1  一般  
8.2  マーキング又は表示  
8.3  ユーザマニュアル  
8.4  サービスマニュアル  
附属書 A(参考)生活支援ロボットの重要危険源のリスト 
附属書 B(参考)生活支援ロボットの運転空間の例  
附属書 C(参考)安全防護空間の実施例  
附属書 D(参考)生活支援ロボットの機能的タスクの例  
附属書 E(参考)生活支援ロボットのマーキングの例

注)上記内容、および詳細は必ず、本規格で確認ください。
*JIS規格閲覧
 ・JISC 日本工業標準調査会
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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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