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EMC、安全規格、エネルギー効率等の情報


電気安全規格に適合するための一般手順!

安全規格 ] 2015/11/29(日)

1.適用する規制・規格を選定
 (1)以下の情報により、規格を調査・選択する。
  不明な場合は認定機関等に相談する。
  ・装置の概要(何を行うもの)
  ・意図する使用場所(国、家庭用、産業用)
  ・どの様なユーザに販売するのか(一般人、専門家等)
  ・電力入力仕様(電力出力があれば、その出力仕様)
  ・寸法・重量
 (2)「指令又は規格の範囲に含まれる機器に該当するか」を確認。
  ・各規格内の項目「範囲」の記述を確認する。
2.規格の「要求事項」を理解
 規格を入手し、規格の要求事項によく理解する。
 (1)「主要な要求事項」の理解
  ①電気ショック
  ②各種エネルギーの危険
  ③火災
  ④温度・熱の危険
  ⑤機械的な危険
  ⑥放射線(レーザ、X線、電波)
  ⑦化学品の危険
 (2)設計チェックリストの作成
  ・当該装置が「適合すべき要求項目」を確認し、選定する。
   (規格には全ての状況での要求項目が記載されているため、当てはまらない項目がある。)
  ・(a)通常の状態、及び②単一故障状態での安全機能を盛り込む。
3.設計中の電気安全盛り込み
 (1)前記の「設計チェックリスト」により、要求事項を確認した後、安全設計を盛り込む。
 (2)設計の早い時点が大切。(以下に主な要素を列記)
  ①過電流保護機器
  ②部品の間隔(絶縁、難燃性)
  ③一次二次間の回路分離(絶縁距離)
  ④漏れ/接触電流
  ⑤絶縁距離と厚さ
  ⑥1次側部品の認定品使用(1次側等の電圧が高い個所に使用する重要安全部品)
  ⑦安全重要部品・安全保護用部品の決定・採用
   ・設計において通常時はもちろん異常時においてもどの部品が重要かを検討しなければならない。
   ・又、安全重要部品の部品表を作成する。
    (その部品が本当に認定部品かを証明書等により、確認が必要です。)
  ⑧プラスチック部品の難燃性・確認
4.試験機器の準備
 (1)試作機を評価するための試験機器を早い時点で確認し、準備の作業をしておく。
 (2)主要な試験器
  特別な試験器の場合は揃えるのに費用と時間が掛かる。
  ・機械的な強度試験器
  ・温度・湿度計 :恒温槽
  ・電圧・電流・電力計
  ・漏れ電流試験器
  ・絶縁耐圧、絶縁抵抗、接地導通等の試験器
  ・その他測定器(レーザ測定、放射、騒音)
5.試作機での評価
 (1)試作機により、初期段階で確認評価を行う。
  (後で改修等をできるだけ、最小にするため)
 (2)前記「設計チェックリスト」により、基本安全要求に適合していることを確認する。
   尚、12・3日付け「特定用品以外の電気用品」(341品目)の基準適合について」の確認表を参考にして下さい
6.テストレポート(様式)の作成/購入
 (1)規格からテストレポート(様式)を作成する。
  ・又はIEC等からひな形を購入する。
 (2)該当する試験項目を再確認する。
  ・当てはまらない試験項目があるため。
7.最終製品の試験実施
 (1)時間の掛かる恒温槽を使用しての試験を実施。
 (2)単一故障状態での異常試験を実施
 (3)規格で要求されている「全ての該当する試験項目」を実施する。
 (4)最終のテストレポートを作成する。



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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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