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EMC、安全規格、エネルギー効率等の情報


IoT時代の機械安全についての動向!

機械 ] 2016/02/11(木)

2016年2月10日、NECA主催の国際シンポジウムがありました。
その中で、IoT時代における機械安全の国内外の動向について、向殿氏(明治大学名誉教授)の講演がありました。
1.従来の安全と今後の機械安全の動向 :人と機械の協調による安全へ
  下の図(日経BP社から転用)のように今後はSafety2.0と呼んでいる「人と機械が協調による安全」になるとのことです。
 今後の機械安全
2.Safety2.0の内容
(1)止めない安全
 人の能力に応じて、機械の速度を制御したり、ゾーンを決めることで、安全と生産性を両立。
 →稼働率の向上、生産性の向上
(2)IoTによる安全の見える化:
クラウド化
 IoTによる常時監視で「安全又は非安全の見える化」:人の体調、構造物や部品の状態を常に監視することで、安全(非安全)を見える化
 
→人にやさしい経営、安全への的確な投資
(3)協調安全(コラボレーション・フェールセーフ)
 協調が生み出すコラボレーション・フェールセーフ:人や環境に障害が発生時に、その情報を受けて、人や機械・自動車が人を安全に誘導して安全を確保する。
 
→新技術、新市場の創出
(4)セキュリティ:サイバーセキュリティ等の課題
 ・IoT時代の新たなセキュリティ問題
 ・情報空間と物理空間との連結
 ・情報空間のセキュリティ問題は、物理空間を通じてセーフティ問題に直結する。
 ・セーフティ(人命)とセキュリティ(機密)の融合と協調
 ・リスクゼロがないように、セキュリティに完璧はない。
 ・セキュリティを機械安全への応用可能性


3.産業オートメション、制御システムのセキュリティ規格:ドイツDr.Thorsten Arnhold氏からの情報
 
IECにて、産業オートメション、制御システムのセキュリティ規格として以下の規格がある。
 又、関連シリーズも発行されるとのこと。
(1)IEC TS 62443-1-1:2009 :Industrial communication networks - Network and system security - Part 1-1: Terminology, concepts and models(産業用通信ネットワーク - ネットワークとシステムのセキュリティ - 第1-1部:用語、概念とモデル)
(2)IEC 62443-2-1:2010 :Industrial communication networks - Network and system security - Part 2-1: Establishing an industrial automation and control system security program(産業用通信ネットワーク - ネットワークとシステムのセキュリティ - 第2-1部:産業用オートメーションと制御システムセキュリティプログラムの確立)
(3)IEC 62443-2-4:2015:Security for industrial automation and control systems - Part 2-4: Security program requirements for IACS service providers(産業用オートメーションおよび制御システムのためのセキュリティ - 第2-4部:IACSサービスプロバイダのセキュリティプログラムの要件)
(4)IEC 62443-3-3:2013:Industrial communication networks - Network and system security - Part 3-3: System security requirements and security levels(産業用通信ネットワーク - ネットワークとシステムのセキュリティ - パート3-3:システムのセキュリティ要件とセキュリティレベル)

*関連記事(リンク)
 ・協働作業ロボット等の規格(ISO10218-1等)が改正!(JIS B8433-1)
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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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