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FCCの新規定FCC14-208の最新状況

米国・カナダ ] 2016/03/05(土)

先日、総務省MRA国際ワークショップが開催されました。
その中のFCC関連の主な項目です。
1.無線機器の認証体制の変更:FCC14-208
 (1)FCCは2015年7月13日に機器許可申請のFCC承認を廃止
  →現在は、TCBがすべての機器を認証
 (2)TCBに関して明確化
  ・承認前ガイダンス(PAG)手順(前のパーミット・バット・アスク手順)の成文化とTCB除外リストの削除
  ・PAG機器リストおよび手順はKDB公告文書に明記
  ・TCBは基準に不適合な申請を退け関連情報をアップロードすることを許可
  • 認定機関に関するISO/IEC 17011:2004年
  • 認定取得試験機関に関するISO/IEC 17025:2005年
  • ISO/IEC 17065:2012 – TCBは2015年9月15日までに認定を受けること
  等
 (3)試験機関に対する要求事項を改訂
  • 認証および適合宣言関連(DoC)の試験はすべてFCC公認の認定機関が実施しなければならない
  • FCCは2015年7月12日に新規2.948リストの公認試験機関の認証要求の受け入れを廃止
   – 既存の2,948リストの公認試験機関は2016年7月12日まで公認を継続
2.FCC 14-208 - 規格関連
 (1)ANSI C63.4-2014: 非意図的放射機器の試験
   – ANSI C63.4-2003およびANSI C63.4-2009に取って代わる
   – 2016年7月12日以降はANSI C63.4-2014が唯一
    尚、 2016年7月13日以前は3種類の試験規格のいずれの使用も可
   – KDB広報上で認定された試験規格には一部例外あり
 (2)ANSI C63.10-2013: 免許要無線機器の試験
   ・ DA-09-2478で許容されたANSI C63.10-2009に取って代わるもの
   ・ 2016年7月12日以降はANSI C63.4-2013を使用しなければならない
    尚、2016年7月13日以前はいずれの試験規格も適使用可能
 (4)ANSI C63.5-2006: RF測定アンテナの較正
  ・ ANSI C63.4-2009, ANSI C63.4-2014 and ANSI C63.10-2013が必要となる
 (5)ANSI C63.4またはANSI C63.10を適用する場合のサイト妥当性確認要
  ・ 30MHz~1GHz  ・ 放射エミッション測定を行う試験施設は、2016年7月12日以降はANSI C63.4-2014のサイト妥当性確認要件を満たしている必要がある
  ・ 1GHz~40GHz - 試験施設はANSI C63.4-2014条項5.5に規定したサイト妥当性確認に関する2つのオプションのどちらかを用いることが可能であるが、移行期間(3年間)終了の後はCISPR16-1-4:2014-04の要件を満たす必要がある。
3.認定取得試験機関
 ・ 試験機関は、自らが発行する報告書を有効になるためには、ISO/IEC17025およびFCC要件に対して認定され、同時にFCCに公認されなければならない
 ・ 外部リソース/外注による試験は、FCC公認の認定試験機関によって完成されなければならない
 ・ これはISO/IEC17025の要件を拡大させたものである
 ・ TCBは、自らが受入れ承認する試験報告が含まれる試験範囲について、使用する試験機関がFCC公認であることを証明しなければならない
4.認定試験機関の範囲を明確化:(KDB 974614:試験機関の役割と責任)
 (1) 6/23/15 KDB KDBにおける認定試験機関の範囲は間もなく更新の予定
 ・ パート15 非意図的放射機器
 ・ パート18 産業科学医療機器
 ・ パート15 パート15D以外の非意図的放射機器
  - 26.5GHz以上
  - 26.5GHz未満
 ・ パート15サブパートD(UPCS)
 ・ パート15サブパートE(DFS)
 ・ 免許を要するデバイスによる無線サービスについての規則に関連するパート
  - 商業用モバイル
  - 一般モバイル
  - パート96
  - 海洋および航空
  - マイクロウェーブ
  - 放送
 ・ 高周波ばく露
 ・ パート20 補聴器両立性(HAC)
 ・ パート20 信号ブースタ
(2) 試験機関は全ての範囲について認定を受ける必要はないが、認定を受けた範囲に含まれる全ての要素について認定されなければならない
(3) FCCは380にのぼる既存試験機関への範囲適用を検討中
(4) 電子ファイリングシステムの更新が進行中で、2016年7月12日までに完了予定
5.EMCでのMRA協定の状況
 アメリカ合衆国と以下の諸国との間で、試験データ受容のため、MRA/EMC協定が運用されている。:
(1)EMC試験機関
  ・ オーストラリア
  ・ カナダ
  ・ チャイニーズタイペイ
  ・ EU
  ・ 香港,中国
  ・ イスラエル
  ・ 日本 : 公認:74
  ・ 韓国
  ・ シンガポール
  ・ ベトナム
 (2)FCC公認の電気通信認証機関(TCB):38
  ・ 国内TCB 20
  ・ 海外TCB 18 ( 日本1)
6.FCC市場監視状況
(1)FCCによる市場監視
 ・ TCBが付与する認証の審査
 ・ 認証取得者やTCBに対するサンプル提供の要請
 ・ サンプルの購入
 ・ 重点的サンプル取得プロジェクト
 ・ FCCはTCBに対して監査試験結果の提出を選択的に要請
 ・ FCCはTCBに対して選択的に一部サンプルを送付
(2)TCBによる
 ・ FCCはTCBに対して年間に認証を付与した製品の5%を対象に監査するよう要求
 ・ 該当する場合RF暴露機器の1%
(3)その他
 ・ 一般市民による苦情申し立て/試験実施
 ・ 競合他社による苦情申し立て/試験実施
(4)市場監視の結果
 ・ 昨年は172認証取得機関をブロック
  - サンプルの提示がなされなかった
  - 無効な連絡先情報
 ・ 問題解決後直ちにコードのブロックを解除
 ・ 1153台のデバイスについて監査/サンプル試験を要請
  - 報告期限:2015年1月31日
  - 報告内容の評価進行中
  - 2016年2月18日までに報告された不適合のケースは33件、現在審査中
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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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