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欧州、無線機器指令(RED:2014/53/EU)開始! (2016年6月13日から)

CEマーキング ] 2016/04/06(水)

欧州、RED(無線機器指令)は2016年6月13日から開始します。
REDの対象機器は以下になります。
 ・無線機器指令(RED 2014/53/EU)は無線機器のみを対象
  (周波数範囲は3000GHz未満。周波数の下限はない。)
 ・有線式電気通信端末機器(TTE)は本指令(RED)の対象から外れ EMC指令(EMCD 2014/30/EU)と低電圧指令(LVD 2014/35/EU)の対象

1.適用と移行期間
 ・2016年6月13日より前に上市された製品: R&TTEDを適用しなければならない
 ・2016年6月13日から2017年6月12日の間に上市される製品: R&TTEDかREDのいずれかを適用できる
 ・2017年6月13日以後に上市される製品: REDを適用しなければならない
2.EMCD・LVDの範囲からREDの範囲へ移行する機器
(1)以下の製品は、2016年6月13日をもってEMCDの範囲から外れ、REDの範囲に移行する
(移行期間:1年):
 ・スタンドアローン受信器(ネットワークの制御下にないもの)
 ・送信機および送受信機で、動作周波数<9kHzのもの
 ・無線測位機で、動作周波数<9kHzのもの
(2)移行する機器の例
 ・ 放送受信機とラジオスキャナー
  (恐らくDVB-C受信機はEMCDの範囲に留まる?)
 ・ 鉄道応用機器(500Hz  ・2kHz),
 ・ ロボット芝刈り機(1kHz  ・9kHz),
 ・ 動物用フェンス(1kHz  ・9kHz),
 ・ 金属探知機(3kHz  ・20kHz),
 ・ 間柱探知機(< 9kHz),
 ・ 電子商品監視機器(10Hz  ・1kHz) 
3.旧EMCD/LVDの対象であってREDの範囲に入る機器の適用/移行期間
 ・2016年4月20日より前に上市された製品: 旧EMCD、及び旧LVDを適用しなければならない
 ・2016年4月20日から2016年6月12日の間に上市される製品: 新EMCD、及び新LVDを適用しなければならない
 ・2016年6月13日から2017年6月12日の間に上市される製品: 新EMCD、及び新LVD、又はREDを適用しなければならない
 ・2017年6月13日以後に上市される製品: REDを適用しなければならない

4.R&TTEDからEMCD、及びLVDに移行する機器
(1)以下の製品は、2016年6月13日をもってREDあるいはR&TTEDにいずれの適用も受けなくなり、EMCD(およびLVD)のみの対象となる。尚、移行期間はない!
 ・無線機能が内蔵されていない電気通信端末機器(TTE)全て!
(2)その例:
 • 電話機
 • ルーター
 • スイッチ
 • セットトップボックス
 • 家庭用ネットワーキングアダプター
 • LANインターネットアクセスゲートウェイ
 • 公衆電話機
 • 電話交換機
 • ファックス送受信機
 • 留守番電話装置
5.R&TTED対象でありREDの範囲外であってEMCDおよびLVDの範囲に入る機器の適用/移行期間
 ・2016年6月13日より前に上市された製品: R&TTEDを適用しなければならない
 ・2016年6月12日より後に上市された製品: 新EMCDおよび新LVDを適用しなければならない
  注意:製品がLVDでいう電圧レンジ外の場合、LVDは適用されない(ただし、消費者用製品の場合は一般製品安全指令の適用を受ける可能性がある)
6.トレーサビリティ要求
(1)製造者、及び全ての輸入者は、以下の3要素を製品上、あるいはそれが不可能の場合、製品のパッケージまたは同梱の説明書上に明示しなければならない
 ①氏名
 ②登録商号または登録商標
 ③ 連絡先となる郵便物送付先
  製品の種類、バッチ、シリアル/モデルナンバー、あ
るいはその他製品の素性を特定できる要素
(3)製品の大きさや性質上、製品に表示できない場合
 代替方法の優先順位:
  ①.パッケージ上での表示
  ②.同梱の文書上での表示
(4)住所
 下のAまたはBのごとく、1つの製品に通常1つまたは2つの住所を表示する。
  A. EU域内の製造者の場合: 輸入者は存在しないため、製品には1つの(すなわち製造者の)住所のみ
  B. EU域外の製造者の製品が輸入者経由でEU市場に出回る場合: 製品には製造者と輸入者という2つの住所
7.REDになり、R&TTEから削除された内容
 ・告知
 ・ アラートサン
 ・「 マニュアル」へのCEマーキング付記
  但し、CEは製品とパッケージ上にのみ必要
  注:又、REDにもEU-DoCのコピーもしくはEU-DoC簡易版を添えなければならない。
8.適合宣言( DoC)
 ・原本の完全なる写しでなけれない
 ・個々のRE製品に同梱されなけれならない
 ・雛形(附属書Ⅵ)と同等の構造“を有し、その内容は常に最新のも
のでなければならない

 ・
対象の機器が投入される、あるいは提供される市場が所在する国で要求される言語に翻訳されなければならない。
*関連記事(リンク)
 ・欧州、RED(無線機器指令)のTD(技術文書)の内容
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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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