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RoHS指令について

CEマーキング ] 2014/08/28(木)

欧州 RoHS指令について

1.タイトル: RoHS(Ⅱ)指令 2011/65/EU
 電気・電子機器における特定有害物質の使用制限について
2.RoHS指令は、有害物質使用制限(restriction of the use of certain hazardous substance)の略です。
3. RoHS指令は、環境に配慮した回収や電子機器の廃棄などにおいて、
人の健康と環境の保護に寄与することを目的に、電気・電子機器(EEE)に
おける有害物質の使用制限に関する規則を定めている。
4.RoHSⅡ指令(改正RoHS)の主要な目的の一つは、
EU域内で発生する廃電気電子機器(WEEE)の増加量の懸念に対応することです。
この電気・電子機器の有害物質は、廃棄物管理プロセスの間に放出される可能性があり、
人の健康と環境へのダメージを引き起こす可能性がある。
この問題に対処するための最も効果的な方法は、製造時点での有害物質の使用を制限することである。
5.唯一の目的は、家電廃棄物による次の地球問題に対応することである。
 永遠に進化する技術の世界で、多くの電子機器が配置され、廃棄の埋め立てで、
環境と人間の健康被害の原因となってしまう結果になる。

6.この指令は、現在は次の6つの有害物質を使用を制限している。
 鉛(0.1%)、水銀(0.1%)、カドミウム(0.01%)、六価クロム(0.1%)、
 ポリ臭化ビフェニル(PBB)(0.1%)、ポリ臭化ジフェニエーテル(PBDE)(0.1%)
注:この制限値は製品状態、又は部品状態での重量に対しての制限値ではない。
   例えば、機械的に分離することができる「ケーブルの被覆」や「部品リード上の錫メッキ」の様な単一の物質に対する制限値である。

7.対象製品(11カテゴリ):結局は指令に記載の対象外のもの以外は全てになる。
 (1)大型家庭用電気製品(冷蔵庫・洗濯機・エアコン等) ---既に施行
 (2) 小型家庭用電気製品(掃除機・時計・電動歯ブラシ等) ---既に施行
 (3) 情報技術・電気通信機器(パソコン・コピー機・携帯電話等) ---既に施行
 (4) 消費者用機器(ビデオカメラ・ハイファイオーディオ、アンプ・楽器等) ---既に施行
 (5) 照明機器(ランプ類・照明制御装置。但しフィラメント電球を除く) ---既に施行
 (6) 電気・電子工具(電気ドリル・ミシン・はんだ用具等) ---既に施行
 (7) 玩具・レジャー用品・スポーツ用品(ビデオゲーム・電気電子部品を含むスポーツ器具・スロットマシーン等) ---既に施行
 (8) 医療機器 ---2014年7月22日に施行
   体外診断機器---2016年7月22日に施行
 (9) 産業用を含む監視及び制御機器 ---2017年7月22日に施行
 (10) 自動販売機(飲料販売機・食品自動販売機・現金引出機等) ---既に施行
 (11)上記(1)~(10)に入らない電気・電子機器 ---2019年7月22日に施行
 更に電源、電気電子機器を接続するケーブル及び代替部品も対象です。

8.CEマーキング、技術文書、適合宣言書が必須です。
9.RoHSのCEマーキング手順
 (1)適用指令と適合性評価モジュール → RoHS2 &モジュールA(自己宣言)
 (2)整合規格の決定 → EN50581:2012
 (3)製品サンプルの有害物質の評価実施 →レポート
 (4)技術文書(TD)の作成
 (5)適合宣言書(DOC)の作成&署名
 (6)CEマーキング

10.本指令RoHS(II)の唯一の整合規格はEN50581:2012「有害物質規制に関する電子電気. 機器評価のための技術文書」です。
 欧州電気標準化委員会(CENELEC)から2012年9月に発行され、
2012年11月にEU官報(2012/C 363/05)でRoHS(II)の整合規格として掲載された。

11.参考資料:製品含有化学物質管理ガイド 企業担当者向け
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/reports/H25_sc_tyousa1.pdf

12.適用除外
 ・軍事・安全保障関連機器:ミサイル、戦場用コンピュータ
 ・宇宙に送るように設計されたもの:人工衛星、宇宙探査機
 ・産業用大型固定工具(LSSIT):生産・加工ライン
 ・大型固定据付装置:エレベータ、コンベア輸送システム
 ・輸送手段:自動車、商用の車両、航空機
 ・非道路用移動機械:油圧掘削機、フォークリフト、道路維持機械
 ・能動型埋込医療機器:ペースメーカー
 ・光起電性パネル:太陽電池パネル
 ・R&D機器:ワット天秤

13.電気・電子機器(EEE)における有害物質の使用を制限することは製品製造の段階での、皮膚、経口および吸入により、暴露が発生する可能性を低減する。
  又、EUでは、自動車廃棄、電池や包装の様な優先度の高い廃棄物の流れにおいて有害物質廃棄を法制化している。





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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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