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EMC、安全規格、エネルギー効率等の情報


北米、産業用装置/機械の法規制の概要!

米国・カナダ ] 2016/12/16(金)

米国の工場等に設置される装置(機械、半導体製造装置、電機機器)は米国の法規制を受けます。
この規制は労働者を保護するために、米国労働省の公衆安全局(OSHA:Occupational Safety and Health Administaratuion)がOSHA規制している。

1.OSHA規制
 ・OSHA規制の対象は労働者の雇用者を対象としている。→雇用者はメーカに適合を要求するので、結局はメーカが対応しなければならない。
 ・あらゆる電気導体(Conductors)、及び装置(Equipment)は電気安全面において、NRTL(米国認定試験所)により、承認されなければならない。
 ・一品一様のカスタムメイドであれば、安全をデータで証明できれば、NRTL認証は不要。
2.OSHA規制の対象機器、及び対応規格
 ・電気導体・装置の産業用制御盤
 ・UL508A
3.州、市などの電気安全規制
 ・州、市などの各行政毎に、電気安全規制がある。
 ・この場合の基本規格はNFPA70(NEC:National Electrical Code)
4.一般産業機械の規格
 ・OSHA規制では、一般産業機械の適応規格がないので、範囲がない。
 ・そこで、NFPA79(産業機械の電気安全規格)が定格600V以下で動作する一般産業機械の電気安全規格として使用されている。
5.装置設置の現場での評価(Field Evaluation)
 ・すでに、稼動の装置において、改造等が安全規格に対して評価が必要ななった場合に実施する。
 ・又、新規に産業機械を稼動させる場合に、破壊試験を除く、電気的安全を評価・証明する手段として使用される。
 ・評価できる試験所等はNRTLだけでなく、各行政が認可した現場評価組織である。
 ・産業機械は通常NFPA79にて検査し、現場評価組織がその組織の認可ラベルを装置に貼付する。
6.管轄当局(AHJ)による検査
 ・AHJ(Authority Having Jurisdiction)
 ・AHJは装置の設置・稼動に対して認可権限を有する組織等で、装置の稼動認可を行う。
7.UL規格適合におけるコンポーネントへの要求
 ・装置の規格適合において、使用しているコンポーネントについては、別の要求事項(UL規格等)の適合が要求される。
 ・UL規格認定部品(レコグナイズド・コンポーネント):ULが評価し、認証したもの。これらは使用できる。
 ・UL非認定部品(アンリステッド・コンポーネント)UL認定登録されていないもので、別途、製品と同じ要求事項に適合することが要求される。
 
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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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