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ISO11161(統合生産システムの安全性)の概要!

機械 ] 2017/03/15(水)

統合生産システム IMS(integrated Manufacturing System)において安全を具現化するうえで、重要な役割を担うがインテグレータです。
1.ISO11161の概要
 ・ISO11161 は統合生産システム (IMS)の「安全に関する機械安全」IEC規格です。
 ・グループ安全規格 Type B に該当
 ・機械安全の基本規格 ISO12100 では、危険な動きをする機械は隔離する、又は停止する事を原則としている。
 ・本規格は、タスク・タスクゾーンを設定して、設備の生産性を考慮してIMS 内の機械を停止すると共に、運転を継続する部分についてもリスクアセスメント及びリスク低減方策に基づき安全設計を行う内容になっている。
 ・欧州、機械指令の整合規格です。
整合規格リスト EN ISO 11161
2.範囲
 この規格が意味する統合生産システムとは、
“二つ以上の産業機械群であり、材料ハンドリングシステムと結合し、制御器と相互接続され、部品又は組立品の製造・取り扱い・挙動、又は包装のため協調で稼動するもの“をいい、その安全対策は、インテグレータの指揮下において行われる。
3.要求事項
 (1)4章:リスクアセスメントおよびリスク低減の戦略(Strategy for risk assessment and risk reduction)
   ⇒ IMSのリスクアセスメント・リスク低減の為の戦略が規定されている。
 (2)5章: リスクアセスメント(Risk assessment)
   ⇒ 下を含むリスクアセスメントの要求事項が規定されている。
     『IMS仕様、危険源の同定、リスク査定、リスク評価』
 (3)6章:リスク低減(Risk reduction)
   ⇒ 下を含むリスク低減の要求事項が規定されている。
    『保護方策、保護方策の有効性』
 (4)7章:タスクゾーン(Task zone)
  ⇒ IMS仕様の変更や制限、レイアウトの変更、介入制限、追加運転モードなどが要求される。
 (5)8章: 安全ガードおよび制御範囲(Safeguarding and span of control)
  ⇒ 安全防護策に関する規定が要求されている。
 (6)9章:使用上の情報(Information for use)
  ⇒ 使用上の情報が規定されている。
 (7)10章:設計の妥当性確認(Validation of the design)
  ⇒ 妥当性の確認に関する規定が要求されている。

4.手順
 4章で安全戦略の決定と手順(5ステップ)が示されている。
 ①システムのケイパビリティーを含むIMS仕様を検討し、②IMSの制限を決める。
  この実施者はインテグレータである。
 (1) ステップ1
  ・システム制限の規定と、事前レイアウトの決定
 (2)ステップ2
  ・タスクゾーンの決定
 (3)ステップ3
  ・タスクゾーン内の危険源及び危険状態の同定。
  ・リスク見積と評価
  ・IMSレベルでの危険状態特定
 (4)ステップ4
  ・保護方策の適用
  ・リスク除去と低減
 (5)ステップ5
  ・使用上の情報
  ・設計の妥当性確認
5.IMSの構成
 ISO 11161 統合生産システム
 1:制御 、 6:危険ゾーンB
 2:操作ペンダント 、7:危険ゾーンC
 3:保護された空間 、8:スクラップと消耗品の流れ
 4:ローカル制御 、9:原材料の流れ
 5:危険ゾーンA 、10:完成品
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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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