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韓国、KCsマーク取得の概要!

中国・香港・台湾、韓国 ] 2014/09/15(月)

1. 韓国KCsマークについて
 韓国で使用される産業機械11種(工作機械、研削盤、研磨機、産業用ロボット等)が、KOSHA(韓国産業安全保健公団)の安全認証制度により、2013年3月1日から、KCsマーク表示が必須になっている。
 このKOSHA認証制度には、「強制と任意」の二つの制度がある。この両方共にKCsマーク貼付は必須である。
。KOSHAによる認証を受けなければならない「義務安全認証」の強制と、防護装置および保護具の安全認証基準に基づいて製造メーカー自らが安全性の確認を行う「自律安全確認」の任意に分類されている。
KCs mark

2.強制認証について
 機械、器具の防護装置、および有害危険作業場で労働者が着用する保護具が対象となっている
 2.1危険機械装置・器具 (11品目)
   ①プレス機
   ②せん断機
    ③折り曲げ機
    ④圧力容器
    ⑤射出成形機
    ⑥クレーン
    ⑦リフト
    ⑧ローラー機
    ⑨高所作業台
    ⑩ゴンドラ
    ⑪機械鋸(移動式)
 2.2防護装置(8種)
   ①プレス機の防護システム
   ②クレーン過負荷防護装置
   ③ボイラー の安全弁
   ④圧力容器の安全弁
   ⑤圧力容器の破裂板
   ⑥絶縁用防護具と活電線作業用器具
   ⑦防爆構造の機械、器具、部品
   ⑧転落、落下、倒壊などの防護機材として、
    労働部長官が告示するもの(パイプサポートなど)
 2.3人体保護具(12種)
   ①ヘルメット(転落・感電防止用)
   ②安全靴
   ③安全手袋
   ④防塵マスク
   ⑤防毒マスク
   ⑥送気マスク
   ⑦電動呼吸保護具
   ⑧保護具
   ⑨安全帯
   ⑩メガネ(遮光および飛散物の危険防止)
   ⑪溶接用保護マスク
   ⑫防音用保護具(耳栓、耳覆い)
 2.4申請時の提出資料
   ① 安全認証申請書
   ② 事業者登録証のコピー
   ③ 収入を証明する書類(輸入者が申請する場合に限る)
   ④ 代理人であることを証明する書類(該当する場合)
   ⑤ 防護装置・保護具の仕様書とハングル語での取扱説明書
   ⑥ 防護装置・保護具の組立図、部品図、回路図、および関連図面
   ⑦7 防護装置・保護具の正面、側面、および主要部の写真
     他
3.「自律安全確認申告」について
 対象となる機械、器具などを製造するメーカー(据付け、改造を行う場合を含む)、または輸入者が、
その機械の安全性が自律安全基準を適合していることを確認し、KOSHAに申告し、認可を受ける制度である。
 3.1機械(11種)
   ①研削盤、研磨機(携帯型は除く)
   ②産業用ロボット
   ③ミキサー(混合機)
   ④破砕機、粉砕機
   ⑤食品加工用機械(破砕、切断、混合、製麺機)
   ⑥コンベヤ
   ⑦自動車整備用リフト
  ⑧工作機械((旋盤、ドリル機、平削り盤、垂直削り盤、ミーリング機(フライス盤))
  ⑨固定式木材加工機(丸のこ盤、かんな盤、ルータ機、帯のこ盤、面取り機)
  ⑩印刷機
  ⑪気圧調整室(chamber)
 3.2防護装置(8種)
   ①アセチレンガスまたはガス集合溶接装置用安全装置
   ②交流アーク溶接機用自動感電防止装置
   ③ローラー機緊急停止装置
   ④研削盤のカバー(ただし砥石が50mm未満のものは除く)
   ⑤木材加工用丸のこ盤の反発予防装置と刃具接近予防装置
   ⑥動力式手動かんな盤用刃具接近防止装置
   ⑦産業用ロボットの安全マット
   ⑧転落・落下・倒壊などの防護用機材(義務安全認証品目は除く)
 3.3防護具(4種)
   ①ヘルメット(義務安全認証のヘルメットは除く)
   ②保護メガネ(義務安全認証のメガネは除く)
   ③保護マスク(義務安全認証のマスクは除く)
   ④潜水具(潜水ヘルメットと潜水マスクを含む)
 3.4申告時の提出資料
   自律安全確認の対象となる機械および器具を出荷または輸入する場合、輸入前に上記の自律安全確認申告書に
  関連するエビデンス書類を添付し、届出受理機関:KOSHA韓国産業安全保健公団に提出しなければならない。
   ①自律安全確認申告書
     (産業安全保険法施行規則の別紙第11号書式)
   ② 取扱説明書(ハングル語)
   ③ 自律安全基準を満たしていることを証明する書類
     (危険性評価結果書(注1)、及び、試験・検査結果レポート(注2))
   ④ 法人登記簿謄本
   注1:危険性評価結果書は自律安全基準(KOSHA発行の自律安全確認案内書の第3章)の内容で全部記入のこと。
   注2:試験・検査結果レポートは電気安全試験結果レポート、およびイミュニティ試験レポートのこと。    
   
 3.5自立安全申告対象の機械の適用範囲
 
対象品目適用範囲
1 研削盤、研磨機(携帯型は除外) 動力によって回転する研削砥石又は研磨材等を使用して金属やその他の加工物の表面を削ったり、切断又は光沢を出すために使われる機械
2 産業用ロボット直交座標ロボットを含む3軸以上のマニュピレータ(アクチュエーターとペンダントを含むコントローラ及び通信インターフェースを含む)を装備して、専用のコントローラを利用してプログラム及び自動制御が可能な固定式ロボット
3 ミキサー 回転軸に固定された羽を利用して内容物をかき混ぜたり、混合する機械 但し、次のどれか一つにあたるものは除外

1.外筒全体を回転させて内部の物質をかき混ぜる容器回転型混合機
2.噴射装置を利用して物質を混ぜる気流撹拌型混合機
3.混合容器の容量が200リットル未満か、モーターの駆動力が1kw未満の混合機
4 破砕機、粉砕機
岩石や金属又はプラスチックなどの物質を必要な大きさの小さな固まり又は粉体に壊す機械。但し、次のどれか一つにあたる場合は除外



2.時間当り破砕又は粉砕容量が50kg未満のもの




5 食品加工用機械


(破砕機、切断機、混合機、製麺機)
1. 食品破砕機:野菜、肉類、穀物又は魚類などの食品をつぶす機械。但し、次のどれか一つに当たる機械は除外
  1)駆動モーターの容量が1.2kw以下のもの
  2)家庭用で使われるもの
2. 食品切断機:野菜、肉類、穀物または魚類などの食品を一定の大きさに切る機械。 但し次のどれか一つに当たる機械は除外
  1)駆動モーターの容量が1.2kw以下のもの
  2)家庭用で使われるもの
3. 食品混合機:野菜、肉類、穀物又は魚類などを混合する機械、但し、次のどれか1つに当たる機械は除外
  1)外筒全体を回転させて内部の物質を混ぜてくれる容器回転型混合機
  2)駆動モーターの容量が1.2kw以下のもの
  3)家庭用で使われるもの
4. 製麺機: 小麦粉、そば粉など粉形の穀物を一定の長さの麺に抜き出す機械。但し、次のどれか一つに当たる機械は除外。
  1)駆動モーターの容量が1.2kw以下のもの
  2)家庭用で使われるもの
6 コンベヤー
 材料、貨物などを動力を使って自動的に連続に運ぶもので次のどれか一つにあたるコンベヤー、但し移送距離が3m以下のコンベヤーは除外
1. ベルト又はチェーンコンベヤー
2. ローラーコンベヤー
3. トロリーコンベヤー
4. バケットコンベヤー
5. スクリューコンベヤー
7 自動車整備用リフト  積載装置に車を積載し、動力を使って車を持ちあげて点検及び整備作業に使われる装置

8 工作機械
(旋盤、ドリル機、平削り盤、垂直削り盤、ミーリング機(フライス盤)) 
1. 旋盤:回転する軸(主軸)に工作物を装着して固定されている切削工具を使って円筒状の工作物を加工する工作機械
2. ドリル機: 工作物をテーブルの上に固定させて主軸に装着されているドリル工具を回転させ、軸方向で移送させながら工作物に穴加工する工作機械
3.平削り盤: 工作物をテーブルの上に固定させ、切削工具を水平往復させながら工作物の平面を加工する工作機械
4.垂直削り盤: 工作物をテーブルの上に固定させ、ラム(ram)によって、切削工具が上下運動しながら工作物の垂直面を切削する工作機械
5. ミーリング機(フライス盤): 複数の刃がついた切削工具の回転運動を利用して固定された工作物を加工する工作機械

9 固定式木材加工用機械
(丸のこ盤、かんな盤、ルータ機、帯のこ盤、面取り機)


 1. 丸のこ盤:固定された丸鋸の刃の回転力を利用して木材を切断加工する機械
2. かんな盤:工作物を移送させながら回転するかんな刃で平面削り、溝切り又は面取りなどの加工をする機械
3. ルータ機:高速回転する工具を利用して工作物を切ったり、面取りしたり、カッティング(Cutting)するなどの加工作業を行う機械
4. 帯のこ盤:上下又は左右2個の輪に帯のこ刃をかけて、駆動輪を回転させて木材を加工する機械
5. 面取り機:回転工具を利用して、面取り、溝切り等をする機械
10 印刷機  板面にインクをつけて紙、フィルム、繊維またはこれと類似の材質の表面に押し付けて、印刷作業をする機械、及び、印刷に関連する切断機、製本機、輪転機。
11 気圧調整室 水中作業に携わる者が加圧又は減圧を受ける水中で使われる装備 但し医療用装備は除外


 

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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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