FC2ブログ

EMC、安全規格、エネルギー効率等の情報


米国、FCC規制の概要!

米国・カナダ ] 2014/10/24(金)

FCC:連邦通信委員会(Federal Communications Commission)は米国の連邦政府機関の1つです。
そして、米国の通信、電信及び電波を管理している。
尚、各種電気・電子機器はFCCマーキング、及びFCCから機器の登録・承認が必要です。
以下に概要を列記します。
1.FCC規制
ラジオ、テレビ、衛星通信、無線通信など、米国内の各州間の通信や国際通信を規制する役目を果たしている。
2.電気通信規制
 FCC規制の中の電気通信規制については、以下である。
 47CFR(Code of Regulations) Title 47 Telecommunication: 連邦規則第47-電気通信
で規制している。
 尚、CFRは1~50まである。
 その内容は以下のURLで見れる。
 http://www.ecfr.gov/cgi-bin/ECFR?page=browse
 米国CFRのWEB
 そして、47CFRは以下のごとくです。
 米国47CFRのWEB

4.主な規則
 47CFR(電気通信規制)の中に、Part15「無線周波数機器」、Part18「ISM機器」及びPart68「電話回線への端末機器接続」などが有名な電気製品の規制がある。
 主なPartと表題を下表に示す。
  FCCの主なPartとタイトル
5.FCC適合、申請、マーキングの手順
  以下の図のごとく、1~5のステップで実施する。
   FCC適合手順
6.機器承認手続き
  Verification(立証)、Declaration of Conformity(適合宣言),Certification(認証)の3つである。
(1)Verfication(立証)
   ・製造者又は輸入者が自主的に適合確認試験を行う。
   ・米国内で製造された製品の場合は製造者、輸入者の場合は輸入者が試験レポートを保管し、
    FCCから提示を求められた場合は速やかに提出しなければならない。
   ・製品に以下のようなステートメント「47 CFR 15.19(a)(3) に示されている」を機器上の見やすい場所に表示する。
    This device complies with part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the following two conditions: (1) This device may not cause harmful interference, and (2) this device must accept any interference received, including interference that may cause undesired operation.

(2)Declaration of Conformity(適合宣言)
   ・製造者又は輸入者が自主的にFCCが認めた認定機関(NVLAP、A2LAなど)の認定された試験所で適合確認試験を受ける。
   ・日本では総務省が認めた認定機関(VLAC、JAB)から認定された試験所で試験を受ける。
   ・製品にFCCロゴを表示する。
        FCC DOC labelFCC DOC Components label   
         製品                     アセンブル品
(3)Certification(認証)
   ・製造者又は輸入者が自主的にFCCへ登録されている試験所で適合確認試験を受ける。
   ・FCCもしくはTCBへ試験報告書を含む各種書類をそろえて認可の申請をする。
   ・認可された時点でGrant Letter(認可証)が発行される。
   ・製品にFCC ID Codeを表示する。
   ・製品に以下のようなステートメント「47 CFR 15.19(a)(3) に示されている」を機器上の見やすい場所に表示する。
    This device complies with part 15 of the FCC Rules. Operation is subject to the following two conditions: (1) This device may not cause harmful interference, and (2) this device must accept any interference received, including interference that may cause undesired operation.
7.FCCの認証について
(1)FCC ID Code

 無線機器をアメリカ国内へ輸出する場合、のFCC IDが必要になる。
  内容は以下です。
   ・製品をFCCが識別するためのコードです。
   ・FCCから割り当てられたGrantee Code (3 文字) の後に、認可の申請に際して申請者が決めたモデル毎のコード(最大14 文字の、数字、英大文字、\-") で構成される。
    即ち、FCC ID: Grantee Code (3 文字)+モデル毎のコード(最大14 文字)
   ・Grantee Code (3 文字)はFCCから割り当てられたコードで、申請が初めての場合はFCCに申請が必要。
     https://apps.fcc.gov/eas/RegisterGrantee.do
(2)FCC Certification認可機関
   FCC Laboratory、およびTCB(Telecommunications Certification Body)の2つである。
   ・FCC Laboratoryは製品やサンプル試験などを行うFCCの部署。
     期間は2-3カ月
   ・TCBはFCCに代わって製品の認可を行う民間機関である。
     TCB Exclusion Listのみの機器を認可できる。
     期間や料金はTCBによって異なる。
   ・TCBのリストは以下WEBで見られる。
     https://apps.fcc.gov/tcb/TcbHome.do
(3)認証申請の情報
   ①.1033(b)第11部,第15部,第18部の機器の場合
     ・ 氏名、住所
     ・ FCCのID
     ・ ユーザー/工事マニュアル
     ・ 回路説明
     ・ ブロック図
     ・ 概略図(必要なとき)
     ・ 測定方法
     ・ 写真
     ・ 内部、外部、セットアップ状態
   ②1033(c) その他の部の機器の場合
     ・ 氏名、住所
     ・ FCCのID
     ・ ユーザー/工事マニュアル
     ・ 回路説明
     ・ 発射方式
     ・ 周波数幅
     ・ 出力レベル及び最大値
     ・ チューンアップ手続
     ・ 概略図
     ・ 測定方法
     ・ 写真


03:24 | トラックバック:0 | コメント:0 | 先頭 | TOP



トラックバックURLは http://firstspring.blog.fc2.com/tb.php/66-e4919b70

トラックバック


コメント


コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

| このページの先頭へ |

プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

おすすめ

最新トラックバック

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR