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「マルチメディア機器」のEMC規格CISPR32:2012(EN55032)の概要!

マルチメディア機器 ] 2015/11/28(土)

CISPR32:2012(EN55032:2012)は「マルチメディア機器」のエミッション規格です。
CISPR22(IT機器のエミッション)をベースにCISPR13(放送用受信機と関連機器のエミッション)から特有の箇所を取り込んだ規格
になっています。
 ・2016年10月から、日本のVCCI規制では、採用される予定です。
 ・欧州EMC指令では、EN55032:2012が2012年12月5日に発効されており、移行期間中です。2017年3月5日から強制です。
  これに伴い、現在のEN55022:2010(IT)、EN55013:2013(AV)、EN55103-1:2009(プロ用AV)は破棄され、置換わります。
 ・韓国は、2016年1月1日から、KN32として強制、又CISPR35(
マルチメディア機器のイミュニティ規格)もKN35として強制です。
1.概要
(1)測定方法
  CISPR22を基本に、周辺機器を接続した通常の使用状態でのシステム測定が要求されています。
(2)CISPR13からの追加測定項目
  放送用受信機の①チューナポート入力電圧測定、および②ビデオ変調出力電圧測定です。
(3)1GHzまでのエミッション測定距離
  3mと10mの測定を許容値があります。
(4)1G-6GHzのエミッション測定要求
(5)有線ネットワークポートの伝導妨害測定要求。
  (CISPR22の通信ポートの伝導妨害のこと。)
  尚、受信機のチューナポート、及びアンテナポートの伝導妨害測定も要求されています。

2.クラス分け
  住宅環境で主に使用することを意図している製品はクラスB。
  それ以外はクラスAになっています。
3.複数の測定法が規定されている場合
  
そのどれかの測定法で適合すればよいようです。
  尚、再試験の場合はその選択した測定で行う。

4.試験時のモニタの表示内容
  複雑度によって4つのパターンが規定されています。
5.テストレポートの記載内容
  規定されています。:付属書のF
6.試験ポート構成
CISPR32の試験ポート
7.許容値:
 
付属書Aの表に記載されています。
 ①エンクロージャーポート:表A.2,A.3,A.4,A.5,A.6,A.7
 ②AC電源ポート:表A.8,A.9
 ③DC電源ポート:要求なし
 ④有線通信ポート:表A.10,A.11
 ⑤信号・制御ポート:要求なし
 ⑥アンテナポート:表A.10,A.11
 ⑦放送受信機チューナポート:表A.12
 ⑧RFモジュール出力ポート:表A.12
 ⑨光ファイバーポート:表A.11
(1)放射エミッションの許容値
 CISPR32 放射エミッション限度値 
(2)伝導エミッションの許容値
CISPR32 伝導エミッション限度値 

8.CISPR32 2dの目次
CISPR32 目次-1
CISPR32 目次-2


 
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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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