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EMC、安全規格、エネルギー効率等の情報


放電加工機の安全規格「JIS B6032:2016」発行!

機械 ] 2016/12/29(木)

 放電加工機の安全規格である「ISO 28881:2013」のJIS規格「JIS B6032」が12月に発行されました。
1.概要
 ・本規格はタイプC規格(個別機械安全規格)です。
 ・タイプA、タイプB規格より、優先します。
 ・放電加工機、及び放電加工システムの安全要求事項・保護方策を規定している。
 ・欧州、機械指令の整合規格
  
EN ISO 28881:2013 Machine tools - Safety - Electro-discharge machines (ISO 28881:2013)

2.適用範囲
 ・手動形彫り放電加工機、又は手動細穴放電加工機
 ・数値制御形放電加工機、又は数値形細穴放電加工機
 
・数値制御ワイヤ放電加工機
 ・適用外:アーク放電加工機、電解加工機には適用しない。

3.設計・取説等で重要な章
 ・5章:安全要求事項・保護方策を記載。
 ・6章:機械のマーキング、警告表示、及び取説等への記載内容
 
*JIS規格閲覧先URL
 JISC 日本工業標準調査会

*関連記事
 ・
機械指令等の関係IEC規格(JIS規格)一覧!

 

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産業機械の電気安全規格一覧!

機械 ] 2016/12/16(金)

1.国際規格
 ・IEC60204-1 : Safety of machinery - Electrical equipment of machines - Part 1: General requirements
 ・IEC61010-1 : Safety requirements for electrical equipment for measurement, control, and laboratory use - Part 1: General requirements
 ・IEC60204-33 : Safety of machinery - Electrical equipment of machines - Part 33: Requirements for semiconductor fabrication equipment

2.米国
 ・NFPA79 : Electrical Standard for Industrial Machinery
 ・NFPA70 : National Electrical Code (NEC)
 ・UL508A : Standard for Industrial Control Panels

3.EU
 ・各種指令(機械指令、低電圧指令、EMC指令など)
 ・EN60204-1 
 ・EN61010-1 
 ・EN60204-33 

4.日本
 ・電気設備に関する技術基準を定める省令
 ・JIS B 9960-1(IEC60204-1) 
 ・JIS C1010-1(IEC61010-1)


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IEC TS 60204-34:2016(工作機械の電気装置安全に関する技術仕様書)を発行!

機械 ] 2016/11/11(金)

2016年8月9日、IEC TS 60204-34:2016(工作機械の電気装置の安全に関する技術仕様書)が発行されています。
1.対象範囲
 工作機械の例:これに限定されない。
 ・ 旋盤機械(数値制御なしの手動制御旋盤、数値制御機能が制限された手動で制御される旋盤機械、数値制御旋盤および旋盤、シングルまたはマルチスピンドル自動旋盤)
 ・ フライス盤(ボーリングマシンを含む)
 ・ マシニングセンター
 ・ プレーニングマシン
 ・ 掘削機
 ・ 研削盤
 ・ レーザー加工機
 ・ 電気放電機械(EDM)(放電用電源回路を除く)
 ・ 冷たい金属のためのソーイング機械
 ・ ギロチン剪断
 ・ 油圧プレスブレーキ
 ・ 機械式(または油圧式、空気圧式)プレス
 ・作業工具用として直接電気エネルギーを使用する電力回路はこのIEC 60204から除外されている。
2.項目
 1 範囲
 2 参考文献
 3 用語と定義
 4 一般要求
 5 入力導線のターミナル、及び切断・スイッチオフ用機器
 6 感電からの保護
 7 機器の保護
 8 等電位ボンディング
 9 制御回路と制御機能
 10 オペレータインターフェイスと機械に取り付けられた制御装置
 11 制御装置:位置、取り付け、およびエンクロージャー
 12 導線およびケーブル
 13 配線方法
 14 電気モーターと関連機器
 15 ソケットコンセントと照明
 16 マーキング、警告サイン、および参照の指定
 17 技術文書
 18 検証.
 付録
 附属書AA(参考情報)EMC
 附属書BB(参考)工作機械の数値制御システム
 附属書CC(参考)(IEC 60617-DB:2001から派生)工作機械の電気図に使用される図記号
 附属書DD(参考)工作機械の電気的図の参照記号(IEC 81346-2:2009から派生)
 附属書EE(参考)電気回路図の例、及び簡単な仕様(ブリーフィング)
 附属書FF(参考)コンポーネントまたはユニットの安全関連規格
 参考文献
17:35 | トラックバック:0 | コメント:0 | 先頭 | TOP


ISO 13849-1:2015 (機械の制御システムの安全要求)の概要!

機械 ] 2016/11/11(金)

2015年12月15日に、ISO 13849-1_2015 (機械安全性 - 制御システムの安全関連部分 - 第1部:設計の一般原則)が発行されています。
1.概要
 ・下記2項にあげるような制御回路/システム使用して危険を低減する場合は、本ISO13849-1(PL)の要求を満たす必要があります。
 ・ソフトウェアの設計を含む「制御システムの関連部(SRP / CS)」に関する設計、及び整合の要求事項です。
 ・SRP / CSのこれらの部分について、安全機能を実行するために必要な性能レベル(PLr)を規定している。
 ・全ての種類の機械に使用される「技術やエネルギー」(電気、油圧、空気圧、機械など)にかかわらず、高および連続モードに関して制御システムの安全関連部分(SRP / CS)に適用される。
 ・プログラムブル電子システムを使用するSRP / CSの要件を提供している。
 ・注1: SRP / CSの部品である製品の例(リレー、ソレノイドバルブ、ポジションスイッチ、PLC、モーターコントロールユニット、両手制御装置、感圧装置)。 このような製品を設計するには、具体的に適用される特定の国際規格を参照することが重要です。
 ( ISO 13851、ISO 13856-1およびISO 13856-2)。
 ・注2: 必要なパフォーマンスレベルの定義については、3.1.24を参照。
 ・注3: プログラマブル電子システムの要求事項は、IEC 62061互換性がある。
 ・注4: 安全関連の組み込みソフトウェアのPLr = eについては、IEC 61508-3:1998、7項を参照。

2.適用される制御システムの安全関連部分(SRP / CS)
 保護装置(例:両手操作制御装置、インターロック装置、緊急停止装置)
 
電気的検知保護装置(例:光電カーテン)
 ■圧力検知装置
 
制御ユニット(例:セーフティコントローラ、制御機能の論理ユニット、データ処理、監視など)
3.機械類に適用
 ・単純な据付装置(例:調理用機械、自動ドア、自動ゲート)
 ・製造用の据付装置(例:梱包機械、印刷機械、プレス機械)
4.よくある例
 
主電源断の回路を制御盤に設ける。(制御盤の感電防止のため)
 
非常停止スイッチ、回路を設け、停止させる。(緊急停止)
 光線式安全装置で検知し防護する。(人の侵入)
5.手順
 (1)リスクの大きさに応じて安全関連部に「要求される性能 (PLr)を求める。
    ↓
 (2)設計した「安全関連部の妥当性を評価した結果 (PL)」を求める。
    ↓
 (3)PLの判定: 妥当性評価結果(PL)が要求性能レベル(PLr)より、同等以上であること。
   (同等以上であれば、⇒完了。)
   (未満であれば、⇒装置の安全関連部の再検討)

6.PL: 5つのレベル(a,b,c,d,e)に分類されている。
  
PL1時間当たりの危険側故障発生の平均確率(PFHD
a 10-5      ≦ PFHD <  10-4
b    3×10-6 ≦ PFHD <  10-5
c    10-6      ≦ PFHD <  3×10-6
d    10-7      ≦ PFHD <  10-6
e    10-8      ≦ PFHD <  10-7

6.ISO 13849-1:2015の項目
まえがき
序文
1.適用範囲
2.引用規格
3.用語、定義、記号、及び略語
4.設計上での考慮事項
5.安全機能
6.カテゴリと各チャンネルのMTTFD、DCavg、及びCCFの関係
7.障害の考慮、障害の除外
8.妥当性確認
9.保全
10.技術文書
11.使用上の情報
・附属書A(参考) 要求パフォーマンスレベルPLrの決定
・附属書B(参考)ブロックメソッド及び安全関連ブロックダイアグラム
・附属書C(参考)単一コンポーネネントのMTTF値の計算又は評価
・附属書D(参考)チャンネルごとのMTTFを見積もるための簡易的な方法
・附属書E(参考)機能及びモジュールの診断範囲(DC)の見積り
・附属書F(参考)共通原因故障(CCF)の見積り
・附属書G(参考)システマティック故障
・附属書H(参考)制御システムにおける複数の安全関連部の組合せ例
・附属書I(参考)事例
・附属書J(参考)ソフトウェア
・附属書K(参考)図5の数値



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IEC60204-1:2016 (機械の電気装置)を発行!

機械 ] 2016/10/25(火)

IEC(国際電気委員会)は機械の電気機器の安全規格の最新版「IEC60204-1:2016」を発行しています。
IEC 60204-1:2005(5版)からIEC 60204-1:2016(6版)へ変更されました。
 ・機械の電気安全において必須な規格です。

1.適用
 作業機械グループに含まれる、手動ではないポータブルマシン、電気電子機器、プログラマブル電子機器、システムに適用される。
2.主な変更点
 ・パワードライブシステム(PDS)に対処するための追加要求事項: 5.4項
 ・電磁両立性(EMC)要求事項の改訂: 4.4.2項
 ・明確な過電流保護の要件 : 7.2.4項7.10項SCCR等
 ・電気機器の短絡電流定格の決定の要件 :6項
 ・保護ボンディング要件や用語の改訂 : 8項、8.2項等
 ・PDS、緊急停止、および制御回路保護: 9項
 ・アクチュエータ制御の改訂 : 10項
 ・技術マニュアルの要件の大幅改訂: 17項
 ・国情、規範的基準、および文書参照の一般的更新

3.一般機械のブロック図
IEC 60204-1 2016 ブロック図
4.パワードライブシステム(PDS)に対処するための追加要求事項:5.4項
 
・5.4項タイトル変更:予期しない起動を防止するための「スイッチ切断」 → 「電力の除去」
 ・分離
機能を満たさないデバイス(例:制御回路によって開閉制御されるコンタクタ、又はIEC 61800-5-2の安全トルクオフ機能を持つPDS)は、次のようなタスク中に予期しない起動を防止する目的でのみ使用できます。
   - 検査
   - 調整
   - 電気装置に介入する作業で次の条件を満たすもの。
   ・  感電(箇条 6 参照)及びやけどの危険がない。
   ・  スイッチングオフ手段が作業中ずっと有効である。
   ・  作業が軽度である(例えば,配線変更を伴わないプラグイン機器の交換)

5.電磁両立性(EMC)要求事項の改訂: 4.4.2項
 ・本文の簡略化
 ・EMC対策は付属書H(参考)に例示
 ・一般的なEMC関連規格を示している。
  IEC61000-6-1(住宅、商業、及び軽工業環境のイミュニティ)
  IEC61000-6-2(工業環境のイミュニティ)
  IEC61000-6-3(住宅、商業、及び軽工業環境のエミッション)
  IEC61000-6-4(工業環境のエミッション)

6.感電の保護 :6項
  ・6項(感電の保護)6.2項、6.3項の項目名変更
    6.2項.直接接触 → 基本保護
    6.3項.関節接触 → 故障保護
  ・6.3.3項 TN、TT, ITシステムでの保護対策追加

7.明確な過電流保護 : 7.23項、7.2.4項(機器の過電流保護) 
  ・
7.23項:電力回路の回路供給制御回路変圧器を含む各充電導体には,過電流を検知してこれを遮断する機器を7.2.10項に従って設けなければならない。
  ・7.2.4項(制御回路):入力電源から制御回路に直結して電源を供給する導体は,7.2.3に従って過電流から保護しなければならない
   - 保護ボンディング回路に一端を接続する制御回路は,開閉する側の導体に過電流保護装置を挿入する。
   - 保護ボンディング回路に一端を接続しない制御回路は,次による
    -  装置の全ての制御回路は,開閉する側の導体に過電流保護装置を挿入することにより、同じ電流容量を待つこと。
    -  装置の異なる制御回路は,各々の制御回路の開閉導体と共通導体間に過電流保護装置を挿入すること。
8.短絡電流定格(SCCR)の決定(7.10項)
  
・SCCRを下規格の例により、決定しなけければならない。
   IEC 61439-1:低電圧開閉装置及び制御装置アセンブリ
   IEC 60909-0:三相交流システムの短絡電流
   IEC TR 60909-1
:三相交流システムの短絡電流
   IEC TR 61912-1:
低電圧開閉装置及び制御装置
9.保護ボンディング要件や用語の改訂 : 8項、8.2項等

  
保護と機能ボンディングは分けて使用すること
  (実線:保護ボンディング線、破線:機能ボンディング線)
  IEC 60204-1_2016 保護接地&機能接地
  ・等電位ボンディングの例
 IEC 60204-1_2016 等電位接地 
 ・保護導体(8.2.2項): 以下であること。
   - 多心ケーブル
      -  線路導体と共通のエンクロージャ内に
   - 機械的損傷に対する保護がある場合:最小断面積2.5mm2銅、16mm2アルミ
   - 機械的損傷に対する保護がない場合:最小断面積4mm2銅、16mm2アルミ   

10.制御回路、及び制御機能(9項)
 ・9.1.1項:制御回路用電源
      -  IEC61558-2-2による制御分別巻きトランス
      -  IEC61558-2-16による分別巻きトランスのスィチング電源
      -   IEC61204-7による分別巻きトランスの低電圧電源
 ・9.2.2項:停止機能のカテゴリ
     -   以下の注を追記
    動力の除去のために、トルクまたは力を発生させるのに必要な動力を除去するのに十分であること。
    これは、解除、切断、スイッチオフ、または電子手段(IEC61800シリーズのPDS等)することで実現できる。
 ・9.2.3.2項: 起動
      -  起動は起動回路に通電することによってなされなければならない。
      -  危険な機械操作の開始前に音響的および視覚的警告信号を提供することが検討されるべきである。


 
   
続く
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プロフィール

湘南次郎

Author:湘南次郎
(1)電気・電子機器メーカにて「電子機器」設計、及び「EMC・安全規格」適合取得に従事し、効率的な規格適合を支援してきました。
(2)国内(VCCI、PSE)、欧米(CE、UL)、アジア(CCC等)の規格適合に関して、アドバイスを行ってきました。

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